ぐるぐる一周

飲んで食べてもやっと

備忘録

岩井俊二の作品を観た。

四月物語花とアリス

両方とも一度観ているけど話は所々しか覚えていなかった。

正直岩井俊二の作品はこれまでこの二つしか観たことがないのであまり調子に乗って色々語ることはできないが岩井俊二の良さは映像の美しさにあると思う。

ぼわーっとした中に女の子たちの良い部分が溢れている。

この二つの作品は派手な山場は無く淡々と過ぎていくような所がいい。

 

四月物語は信じられないほどの桜吹雪でそれだけで泣きそうなくらい綺麗。

田舎から東京に来た者だけがわかるような。

雨に濡れた松たか子のかわいさったらない。

黒地に花のワンピースに黒いリュックに白い靴下ってかなりいい。

 

花とアリスは友情。

女ってめんどくさいドロドロが渦巻くものだけど花とアリスは男の友情のような感じでサッパリしている。

お互いの名前と住んでる家の違いがなんだかおもしろかった。

あと登場人物がほとんどみんな相手のことを「君」って言うのもいい。

普通友達同士で「君」ってあまり使わない。

バレエを踊るシーンは覚えていたんだけど改めて観るとやっぱりここがすごくいい。

本当に紙コップとガムテープだけであんなにできるのかは知らないが蒼井優の美しさ満点。

ラストも鈴木杏蒼井優のかわいさ。

この映画のサントラは最高。

あと写真もいい。

10年前は雑誌の撮影とかまだフィルムが主流だったのかーと写真かじってるのでそんな目線で観たりした。

大沢たかおが使っているカメラはマミヤかな?

 

あの最後が二人のサッパリしているけどちゃんとした友情関係が現れてていい。